花曇りの桜もわるくないが、晴天の桜はさらによい。 MM川。 中学生と小学生の姉妹だろうか、やって来てシートを敷く。自撮りの写真を撮ったり、持参の菓子を食べたり、並んで寝そべったり。姉はたびたび明るい笑い声をたてるが、妹のほうは物静かだ。近ごろ元気のない妹を思い図って姉が花見に連れ出したのかも…などと妄想を巡らしてしまう。 ☞
AB川の満開の桜 ―。 馴染みの土手の辺りに落ち着けば、だいぶ人出もまばらになる。 老父を乗せた車いすを押す婦人、ジョギングする青年、犬を散歩させる夫婦、ランドセルを背負った子どもたちが歓声を上げながら駆け出す。二本杖を突いた老女がひとりゆっくり歩んでいく。 ☞
きのうの甲府の桜は満開だったけれど、こちらはまだ5~7分ってところ。 用事ついでに気に入りの近くの花見スポットをチェック。 ☞
ついに。 晨之介4たびの復活はならなかった。 4年前にわが家に来て、3たびの冬眠-復活だったが、今回はとうとう目覚めず。 小さなカタツムリが足掛け4年生きた、ということ自体めったにないことだっただろうか。 行秋やでゞむし殻の中に死す 森鴎外 ☞
啓蟄。― とはいえ寒い。おまけに雨模様だ。 それなのに律義に暦どおり、わが家のヤモリが今年初のお目見え。生まれて間もないまま冬眠していたのか、まだ小さい。なんとまあいたいけな…。 辛れえ渡世よのう…。 ☞
まったく実が生らなかった先シーズンと打って変わって、庭のピラカンサが去年の秋口からこれまでになくたわわに。 こりゃムクドリが喜んで食べに来るな、と思っていたら案の定。 ☞
萩の花をちゃんと見てないなあと、ふと思った。 幸いテニスコートへの道からさほど外れていないところに市営の“万葉植物園”がある。萩は万葉集で梅を凌いでもっとも多く歌われている花だ。ちょうど咲いている時季だろう。 ☞
彼岸の入り。 暑さ寒さも彼岸まで ― なんて言うけど、冗談はよしてくれ。暑い! テニスコートへのOK川沿いの道。草いきれがたちこめる。 でも、夕方からは、少しだけ秋の気配が訪れるらしい。 ☞
夏の終わり? 今年の夏は異常気象の近年のレベルをさらに超えている。7月の梅雨明け前から、そしてお盆をとうに過ぎた今日も酷暑がつづく。 それでも、たまに涼し気な風が流れてきて、ツクツクホウシが鳴きはじめる。桜の樹では、アブラゼミがカマキリに捕らえられた。 ☞
横たわったまま元気のなかった一匹は、やはりそのまま死んでしまった。 翌日、庭の椿の根元に埋めてやる。 ☞