
自前の百人一首を編んでみた。
百人一首といえば、小倉百人一首。これを暗記したのは小学生の頃で、もちろん意味もわからず丸覚えしたのだが、あらためて吟味するに、なんともつまらないうたが少なからずあるではないか。
そこで身の程知らずにも、つい自前で選んでみようという気を起してしまったのだった。
その御託と結果はこちらに。

気軽に取りかかってみたものの、百人の歌人を選出する、という作業は思いのほか大変。そのことに今さらながら気付かされる。
第一、手持ちの資料だけでははなしにならない。さらに買い集めてもとても足りるものではない。図書館でも‘お勉強’を。挙句、古代から現代の歌人までスパンを広げなければ、とても百人はムリ、と思い知る。
それでも、まあ、それなりに楽しめましたけどね。
ではその一端を ―。
01 倭は 国のまほろば 畳なづく 青垣 山隠れる 倭しうるはし 倭建命
25 年暮れて我が世ふけゆく風のおとに心のうちのすさまじきかな 紫式部
51 其子等に捕へられむと母が魂蛍と成りて夜を来たるらし 窪田空穂
75 草萌えろ、木の芽も萌えろ、すんすんと春あけぼのの摩羅のさやけさ 前登志夫
100 最後だし「う」まできちんと発音するね ありがとう さようなら ゆず