某総合雑誌の企画で、高校時代の友人と再会することに。
Oとは50余年ぶり、Mとはメールのやり取りは続いていたものの会うのは35年ぶり。
雑誌に載せる写真を撮る。37度の猛暑日。撮影は灼熱の午後1時だ。母校でのいくつかの撮影場所の選択肢はもう取り捨てて目星をつけた一か所だけにする。
カメラマンがあれこれ注文をつけてくる。はい笑ってください、白い歯を見せて、笑い声もたててみましょう…。なんとか注文に応えようとしているうちに、顔が引きつってくるような気がする。手を広げて崖の石に当ててください、少し高くなっているところに足を乗せて…。ううむむ…。崖に辛うじてはり付いているようでぎこちなくなってしまってはいまいか…。わたしとしてはさりげない恬淡とした表情とポーズで撮られたかったんだがなあ… (≧◇≦)
打診から撮影日までに1か月以上あって、その間 3人でメールを交わす。あの頃観た演劇や読んだ本、あるいは別の同級生の想い出や消息。
OもMも私などとは違う著名人なのに、早ければ翌日(時にはその日のうち!)に返信が来る。高1の頃、ぼくらは交換日記のようにノートを交わして‘芸術論’を戦わせていた。それが(その頃よりずっとずっと穏やかになったけれど)久しぶりに再開された感じ。楽しかったな。
撮影後、喫茶店でしばし話す。メールしはじめのうちは‘さん’付けだったOもそのうちに‘くん’になり、喫茶店ではみな呼び捨てに。もともと‘質実剛健’の男子校だからな。
暑さがやわらいだら、どこかで食事を、と約して別れる。
