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千部会の骨董市の‘金貨’

 

 初夏の好天を思わせる陽気。わが町のHK寺で骨董市が開かれているはず。ヨガの帰り道がてらに寄ってみる。

 HK寺では、毎春のこの時季に千部会なる法要が行われる。僧侶が大勢で法華経や阿弥陀経などの経典を千回誦するのだとか。それに合わせての骨董市。まあがらくた市みたいなものですね。

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 かつては今考えればなんで?というような物までやみくもに買って散財していたものだけど、最近はとんと衝動が湧かなくなってしまった。好奇心の衰退か。


 

 それでもせっかく来たのだからなんか買うかと物色して、鳥獣戯画の手提げ袋に目を付ける。テニス仲間との市の焼却施設での温泉-呑み会にタオルなどを持ち運ぶのによさそうだ。500円。

 千円札に、店主のばあさんが釣りをくれようとする。ところが財布が出てこない。あたふたのあげくやっと見つけてじゃらじゃらと硬貨を改めるが500円玉はなく、商品の上で小銭をこぼしそうになりながら数えても483円しかない。

 

 ‘もうそれでいいよ’というのに、ばあさん‘いやそんなわけにはいかない’とムキになるが、やはりないものはない。

 ‘申し訳ありませんねえ’と悄然のばあさんから、手のひらいっぱいの小銭とともに‘これでも召し上がってください’と渡されたのが金貨3枚。

 金貨は帰宅してお昼においしくいただきました。ちよこれえと。

SK苑の地域猫です   でぶ
SK苑の地域猫です でぶ