12月からの人形の家の展示の模様替え。う~ん。アイディアが枯渇か…。
まず遮光を兼ねた壁紙。春は桜色、夏は藍、秋は藤黄…って感じだったけど、はて、冬は?
五行説では青春、朱夏、白秋、玄冬、なんていうけど…。玄冬、黒ねえ…。正月、書初め、書?いやいや、わたしゃあ自分の悪筆は自覚しておりますぞ。ん?そーいえば 裏技があったな…。 ☞
まずカレンダーの裏にマジックインクでレイアウトを。
半紙に一行ずつトレースする。
裏返してガラスをかぶせ、反転した字に合わせて墨汁を乗せる。
壁紙の和紙(楮紙)をかぶせて転写。
どーです。まあ、みっともないというほどでもない程度にはなってなくない? なぜか訳ありげなかすれや滲みもあったりして…。
引用は古今和歌集の真名序から。(貫之の仮名序が一般に知られているけど、その前にその原文になった紀淑望の漢文の真名序があったとされる。)“可以発憤。動天地。感鬼神。化人倫。和夫婦。莫宣於和哥。(もちて憤り発しつべし。天地を動かし、鬼神を感ぜしめ、人倫を化し、夫婦を和ぐること、和歌より宜しきはなし。)”
新聞紙になすりつけたのはキッチンペーパー。これを筆代わりに使う。
和紙はそのままだと滲んでしまっていい味のかすれが出ないので、礬水(どーさ)を塗る。礬水は日本画で繊細な線を描くときなどに使う滲み止めです。
何度か練習、失敗してできたのがこれ。う~ん、ビミョー。まあ、堪忍しておくれやす。
引用は「淮南子」の塞翁が馬の結語“化極むべからず、深測るべからざる也”。
わが家の和室の襖紙もこのガラス転写のなんちゃって習字で張り替えたな。もともとのちまちました絵柄が気に喰わなかったので…。ずっと以前ですけどね。引用したのは古事記の序文“混元未凝、気象未効、無名無為、誰知其形”とか、沼河比売の大国主への応答歌“斯路岐多陀牟斯阿和由岐能和加夜流牟泥遠曾陀多岐…(白き腕(ただむき)淡雪の若やる胸をそ叩き…)”。今はその前を林美登利の小鳥姫が飛んでおります。







