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筑波山を巡る巨樹を訪ねる

 

 柳本氏の巨樹ツアー。今月は筑波山をぐるりと一周。

 

 筑波山東側 佐久集落の鹿島神社のご神木‘大杉様’。大化の改新の頃植えられたそうな。木肌のごつさがいいですねえ。空洞にはフクロウも棲みついているとか。

 幹周9.04m、樹高23m、樹齢1380年?

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 大増香取神社のスダジイ。

 鬱蒼と葉に覆われていてよく分からないけれど、もともと何本かが成長して合体し現在の姿になったらしい。

 幹周8.1m、樹高13m、樹齢350年。

 

 筑波山東から西側に周ると、昨日降ったらしい雪がまだ残っている。

 

 雨引山楽法寺(雨引観音)の‘宿椎’と呼ばれるスダジイ。

 急斜面に傾いて立っていて、頭でっかちなかなりいびつな姿だ。

 幹周7.90m、樹高19m、樹齢400年。

 

 境内にはふだんクジャクやヤギ、アヒルが放し飼いになっているとのことだが、あいにくの雨模様で出逢えたのはアヒルだけ。残念。


 昼食は薬膳中華茶房 三笠の海老チリソース煮セット。


 

 

 雨引先勝(ちかつ)神社のスダジイ。

 この樹もずいぶん傾いている。平らな場所なのにどうして? 

 由緒ありげな神社だが、ひっそりとした境内。

 幹周4.42m、樹高16m、樹齢550年。

 

 300mほどもある雨引千勝神社参道の入口にどっしり構えるケヤキ。

 これは一見ケヤキとは分からない。根元がおそろしく逞しい。落葉の時期に樹形をはっきり見ることができてラッキー。怪獣みたいだ。

 幹周6.6m、樹高18m、樹齢500年。

 

 椎尾山薬王院。全山のあちらこちらに樹齢300~500年ほどのスダジイが生い茂る。

 案内板に“飢饉などの度毎に椎の実が近在農民の露命をつないだ”との記述。

 

 とりわけ巨大な山門前のスダジイ。斜面にあってこれも斜めにかしいでいる。

 幹周6.24m、樹高11m、樹高500年?


 

 

 本堂脇にも立派なスダジイが。

 これは姿のいい樹だ。でも、やっぱりちょっと傾いているんですねえ。


毎年‘今年1年間の愛称’が募集され‘「陽光の椎」さま’と名付けられていたスダジイ。

 

 

 晩食は地元の鮨神田で。白子ポン酢、白魚天ぷら、鯛兜焼びたし、握りは赤貝、帆立、鯛昆布締め、小肌、穴子。― 旨め。


 

 

 次回は沼田の彼岸桜、枝垂れ桜を案内してくれるそうな。楽しみじゃのう!