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墓に小手毬・大手毬

 

 樹木葬の墓場を得たのはもう10年前だ。

 与えられた1坪ほどに2本くらいまで植樹できるので、オオデマリを植えていた。

 植えられるのは、植樹祭の今日だけ。

 10年ぶりに2本目を植えることにした。寺が用意してくれた苗のなかから、選んだのはコデマリ。

 雨も心配されていたのに、午後からは陽も射して汗ばむような陽気になる。    ☞

 

 オオデマリはスイカズラ科。コデマリはバラ科で全くの別種。

 毎年11月の樹木葬の‘縁の会’の総会の時季にはオオデマリはすでに落葉していて、はたして順調に生長しているのか、いささか心許なかった。

 でもどうやら元気そうだ。

 

 

 しかし様々な樹が植えられた広い墓苑にあって、自分の区画の内などに拘泥するのは無意味なこととも思えてくる。

 里山の斜面をそのまま墓所にした苑内では、あちこちで桜が満開。すぐ近くの桜の花びらも舞ってくる。