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上州赤城山麓の巨樹を訪ねる

 

 巨樹巨木写真家 柳本弘先生案内の上州赤城山麓の巨樹探訪。

 

 前橋市横室のカヤ。

 大きさ、風格として日本一の大カヤ、と柳本先生。これは見事だ。

 幹周8.64m、樹高20m、樹齢1000年。国指定の天然記念物。    ☞

 伊勢崎市 菅原神社の‘連取(つなとり)の松’(クロマツ)。

 幹周3.8m、樹高5m、樹齢300年。

 東西35m、南北26mの枝張り、というから、江戸川の‘影向の松’にも劣らない。かの樹高8mに対して、樹高5mは、この場合かえって手入れの良さを物語る。実際、その下をくぐるには腰をかがめて歩まねばならず、自ずから参拝者に畏敬の念を求めるものとなっているのだとか(備え付けのパンフレットの記述)。

 昼食は前橋の‘とんとん広場’で特別に用意してくれた‘福豚しゃぶしゃぶ’。前橋の豚は全国的に評価が高いとか。なるほどなかなかの美味さ。先生とビールを少々。

 

 赤城神社。

 真直ぐに伸びた杉の巨木が何本も。

 なかでも立派なのは‘たわら杉’と称される3本の杉。

 目通り周6.1m、樹高 約60m。

 大ムカデ退治の俵藤太が献木したという伝承(境内の案内板)を信じるなら1000年は経ていることになる。

 

 

 渋川市 早尾神社のご神木のケヤキ。

 幹周10.52m、樹齢18m、樹齢1000年。

 ケヤキにはめずらしい巨大な板根、と先生の弁。

 でも空洞化が進んで樹勢は衰え、大きな枝が次々に枯れてきているとか。姿のいい迫力のある木ですけどねえ。