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着物を買いに荻窪に

 

 古裂屋 呂藝が銀座に移転する、ついては在庫50%オフセールを、というので荻窪に。

 

 縮緬、錦紗などのいいものもあるけれど、この手のものはもう使いきれないくらい持っている。以前だったら垂涎もので爆買いしてたな。

 結局買ったのは、男の子の祝い着。生地は繻子、五つ紋に宝尽くしの柄。

 どうやって使うかなあ…。  ☞

 

 

  鳥柄の帯。

 これは使えそうだ。

 作り帯に仕立ててあったのを、折角だけどばらしてしまう。

 

 

 

 半衿。絹糸の和刺繍。

 汚れるものだからか、半衿の古いものはあまり出ない。骨董市で見るのもだいたいは新しい化繊だ。

 

 収穫に気をよくして雨のなか蕎麦屋に。

 本むら庵。

 3時近くで、広い店内にはそれでもまだ何組かの客が残っているようだ。夜の準備か、厨房にも活気が。

 ビール中瓶でまったり。卵焼きもアボカドサラダも恐れ入るようなものではないけれど、蕎麦は期待以上。

 常連らしき老人がひとりふらりとやってくる。