人形本体の作業が一区切りしたので、いよいよ着物づくりに。
針仕事は“第2工房” ― って、つまりは母の住んでる家なんだけど、コロナで行くことができない。
幸い材料の生地はこちらにある。今回はとっておきの金魚づくしでコーディネート! ☞
でも、道具はみんなあっちに。ここにある貧弱なあり合わせに幾つかを買い足さねば…。
絹薄地用の縫い針、待ち針、絹糸、ぞべ(しつけ糸)、へら、長尺の物差し…。
裁縫台があったのはラッキーだ。アイロンも、まあ、なんとか。鋏はそこらの適当なのを使うしかないな。
頼りは自分でノートしてきた“マニュアル”。
といって2冊あるけど、その時々にメモしたものだから、まあ、あんまり体系的にはなっていない。
迷ったら母に訊く、なんてこともできないし…。
頑張れ、自分! もうかれこれ10年以上はやってきているのだぞ!! "(-""-)ノ
ところどころに、母のメモが貼り付けられているけど、ノートって、自分のことばでないと、結局よく理解できないですね。
ん? 身頃に裏地がなくて、袖には裏地があるばあいの処理??
むむむむむ???? ま、さしあたって今度のには関係ないからいいや…
これはいつも混乱しちゃっていた、衿先のしまつの手順。
自分で作りました。こーゆうのが一番あとになっても分かりやすいですね。
帯結びの手順。“ふくら雀”“文庫(一文字)”“二十太鼓”。
一度、自分の手で体験したものなら、後になってもよく分かるけど ―
こうゆー教本も買っているけど、けっきょくほとんど見ないですね。
やっぱり、あんまりよく呑み込めないのだなあ。
といいながら、着物関係の本はずいぶん集めたなぁ。
ま、昔着物の写真なんてのは見ているだけで楽しい。
ほどいた布は、やはり一旦、洗い張りした方がよさそう。
(アンティークで、元々長着だったのを襦袢に仕立て直してあったものだし。)
創業167年の悉皆屋“つるや伊藤”に。
染み抜きグランプリでも日本一になったという安心して任せられる老舗。
久しぶりの隣のとなり街。
夏もおわったなあ…。