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糸を買いに

 

 糸を買いに津田沼に。

 糸やボタンを扱う店が近場から消えてしまったのは、もうずいぶん前だ。ちょっとしたものなら自分の町にもあったし、隣町には一棟まるまる手芸材料を扱うビルがあった。たびたび利用した馬喰町の孝富も去年とうとう閉店してしまった。

 糸の色を選ぼうとでもするなら、今やユザワヤか新宿のオカダヤまで行かなければならない。 ☞

 

 このユザワヤも数年前に2フロアを1フロアに縮小した。それでもこれだけのスペースと品揃えなら、まあ文句は言えない。

 目的は糸だけだったのだけれど、やはり、ついぶらぶらして、いろいろ買ってしまう。無地の涼し気な薄い麻布。1メートル1760円。これは福松の肌襦袢にしてやろう…。

 

 昼食は‘天ぷらめし 福松’に。(あ、福松つながりだ。)

ここも、なんとか持ちこたえてもらいたい店のひとつ。 

 おや、看板メニューの天ぷらめしがなくなっている。仕入れを絞ろうという苦心の決断か。

 それでも‘海老・穴子天ぷら定食’の穴子は網皿からはみ出す大きさ。ビールはスーパードライの中瓶。

 

 

 遠出(?)のついでに、実籾まで足を伸ばす。

 隣町の駅ビルから撤退してしまった‘しょいかーご’の大規模店。実籾駅から徒歩10分。JAの直売所で道の駅みたいな感じ。

 

 

 

 さすが農産物は充実。菊芋とかパクチーもあるぞ。

 

 でも、目的はこれ。

 JAオリジナルの人参ジュース。

 これは旨い。知らずに飲めば、人参とはわからないくらい。特に‘濃いにんじん’はなにかの果物かと思ってしまうほどだ。

 特売で安売りしていたので、1ダースずつ買ってしまう。重い…!

 

 

 

 樟と栗の輪切り。これは人形のスタンドにできるかも、とつい購入。

 

 

  実籾の街道沿い風景。

 

 背負ったリュックがずっしりと重い…。

 (人生は重荷を負うて遠き道を歩むがごとし …って家康だったっけ?)