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マジメ?

 

  マジメ? … や、メジナ、でした。お魚顔面シリーズ第28弾。

 ときどきこういう雰囲気の人っていません? クソ真面目っていうか、堅物っていうか。まあ、一見面白みのなさそうな…。

 しかし! 外見で早とちりすると、とんだ見込み違いになりますぜ。 ☞

 

 

 いざ捌こうと手でおさえ庖丁を入れようといれようとすると、あらびっくり、淡白な魚かと思ったら、手にも庖丁にもぎとぎとの脂がべっとり。

 

 こりゃ、養殖もののハマチのようなものか(あの、グリセリンみたいなやつ!)、と観念しながら、お造りにして食してみると、なんと、これがぎとぎとのべったり感はどこへやら、思いのほか、しつこさのない、それでいながら滋味のある上品な味なのだった。

 いーじゃない!マジメくんっ!

 

 

 

 

 焼き魚にしても上々。

 煮ても焼いてもよさそう。

 

 

 アラ汁。も勿論いい。

 白子もけっこう。

 

 や、お見それしました。

 人は見かけによらないものですなあ。