鍋釜庖丁 · 10月 29日, 2020年 ウチワハギ お魚顔面シリーズ 第24弾! マンボウ? マトウダイ? ウチワハギです。 カワハギの仲間。なるほど、頭にツノが生えてる。皮も堅くてざらざら。でも、ちょっととぼけた顔してますね。 ☞ 正式な名前は ウスバハギという。 体はでかいけど、ぺったんこ。なので地方によってはラケットとかハゴイタと呼ばれているとか。 カワハギやウマヅラハギよりランクは下がるといわれているらしいけど、さてどんなものですかね。 捌き方はカワハギと同じ。その名の通り、皮はべろっと剥ける。肝が旨いというのもカワハギと一緒。 薄造りに。肝と薄皮を湯がいたのを添えてみる。ポン酢のかわりにスダチ。 なるほどカワハギの親類だけのことはありますな。 半身はムニエルに。 焼き魚にするより正解。 カワハギ族ならアラは潮汁にしなくちゃね。 今夜は十三夜。 雲が出はじめていたけど、なんとか顔を出した。 十五夜は中国から伝わった習慣だけど、十三夜は日本のオリジナルなのだとか。なるほど、まだ完全に満ちる前の月を愛でるというのが日本人っぽいですね。 十五夜の月見をしたら、十三夜も見ないと‘片見月’といって縁起が悪いそうな。 胸さびしゆゑにあかるき十三夜 石原八束 tagPlaceholderカテゴリ: