花鳥虫魚 · 8月 20日, 2020年 酔っぱらい 芙蓉が咲き始めた。 夏の庭をにぎわそうと園芸業者から取り寄せたのだが、毎年9月半ばにならないと咲き始めない。 ところが今年はめずらしく夏らしいうちに咲いてくれた。 しかも例年なら、地上数10センチのところで剪定したのがみるみる高く伸びて、花は1階のリビングからはまったく見えないほどの高さに咲く。 ☞ それが今年は1階どまりの高さにおさまって、花も手頃なところに咲いている。 朝白かった花は、天気がよければ昼にはうっすらと赤みを帯びてくる。 夕方にはさらに赤く。 酔っ払っているようだというので‘酔芙蓉’と呼ばれる。 宵にはもうしぼんでしまう。 それでも、翌朝にはいくつもの新しい花を咲かせる。はかない花なのか、たくましい花なのか。 ゆふまぐ 酔芙蓉たれたづねゆく夕目暮れ 酔芙蓉逢魔が刻に溶けゆきぬ tagPlaceholderカテゴリ: