ヨガとジョギングはルーチンではじめたけれど、ある程度のスペースが必要な太極拳はご無沙汰だ。公園でやるのはちと恥ずかしい、と以前書いた。
だが、ふと、あるうってつけの場所を思いついた。そうだ、あそこなら広いし、ほとんど人は来ないのでは ―。
案の定、平日ならまずひと気はない。地元の人間でも知らないほうが多いのでは。 ☞
といって立ち入り禁止の場というわけでもない。ジョギングの足を延ばせば、ここで悠々太極拳もできそうだ。
さっそく十三式を通してみる。(上は‘下勢’という九十九勢、下のは‘単鞭’という鄭氏の型のつもりなんですけど…?)
緊急事態宣言が解除されて、おいおい諸々の教室やテニスコートも再開されるだろう。
お互いを感染源かと警戒しあうような現状はいやなものだけれど、いまの引きこもり生活自体は実はほとんど苦痛ではない。
シビアな状況にあるひとたちにはいささか気がひけるが、自分のことにして言えば、思いつくままのルーチンを設定して、その合間に日々人形づくりや読書に淡々といそしむ。なんの制約もないシンプルで気ままな生活。
せっかくこの生活パターンになじんできたのに、また、あれこれの日課が戻ってくるのはいささか煩わしいという気にさえなる。
いっそ、諸々が再開されても直ちには復帰しないで、今のままの引きこもり生活をつづけようか。だって、そもそもまだコロナは終息してるわけじゃあないもんね。人には気が向いたときにたまに会うくらいでよいのでは。‘世捨て人’じゃね、これは。