足かけ3年、正味2年くらい、行ったり来たりながら原型をいじっていたけれど、そろそろここらで型取りに入ることに。
人形は、絵画とか、詩文とかのような '芸術' =自己表現とは別物なので、"芸術は爆発だ!"みたいなことではいかんのですね(そう思っていらっしゃる人もいるでしょうが)。 ☞
自分の子どもを自己表現の手段と考える人はあまりいないでしょうが、それと同じで、" 人形は授かりもの " と思わなければいけません。
なので、少なくとも顔は、いったん形作ってもまた思い直して…ということを、だらだら延々と続けなければなりません。(異論、あるかな?)
まあ、でもどこかで決着をつけないと、一生ひとつの原型をいじりつづけることにもなりかねないので(でもそれって、すごく "行(ぎょう)"っぽくていいねえ)、ここらで次の作業に入ることに。
これ以降は、ほとんど職人的作業ですね。
作業工程は随時こちらにアップの予定。(一般の方は興味の持ちようがないでしょうけど)