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甘ったい

 

 魚顔面シリーズ第5弾!

 甘鯛。

 

 君、それで前が見えるんかね。  ☞

 

 甘鯛の旬は冬で、“鮎が出ると味が落ちる”と言われているそうだ。(築地魚河岸60年 伊藤勝太郎「魚の目きき」)

 うーむ。だから安かったのか。

 でも、刺身にできるというので、挑戦。

 

 甘鯛の身は柔らかい。

 でも、ま、なんとか。

 

 旬を外れているというけど、まあまあじゃないですか?

 

 刺身は半身だけ。

 

 半身は頭をつけたまま焼く。

 うん、こちらのほうがおいしゅうございますね。

 

 続いて第6弾!

 そい。

 

 これは、さばき方講座でもやったな。

 “東京では馴染みがうすいが、北日本では食用魚として人気がある。”“刺身にしてもいいですし、塩焼きや煮ものにしてもおいしい。いい魚です。”(八百膳 栗山善四郎「四季の魚料理」)本当か?

 ネットで調べると、‘北の鯛’といわれる高級魚で、相場は1尾1500~3000円とか。おいおい、これは400円だぜ。

 それでも魚屋のおっさんが刺身にできるよ、というので、ま、やってみることに。

 

 

 “くせのない淡白で上品な味” ?

 そーいえないこともないけど、なんか物足りないですね。

 

 やはり、半身を焼き魚に。

 まあ、まずくはないけど、特にうまい、というほどのものでも…。

 

 本来のこの魚の味ではなかったのかな?

 

 おまけ。

 

 ホヤ。これは旬ですね。

 うっかり庖丁を入れると、水が飛び出してきて台所がたいへんなことになる。

 

酢の物と塩辛。

 

けっこうなお味でした。