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㊙ 我が家の調理用具

 我が家のヒミツの調理用具。

 

 その1

 たわし。―???

 掃除用具ではありません。れっきとした調理用具。

 生姜、牛蒡、蓮根などは皮に特長があるので、包丁で剥かずにたわしでこすり取る。それ専用にしているたわし。

 隣は“野菜の皮むきスポンジ”として百均で売っていたもの。スポンジにヤスリが付いている。新じゃがの皮などはこれで楽々剥ける。 ☞

 

 画鋲。

 文房具ではありません。

 茹で卵をゆでる前に、これで卵の頭に穴をあける。

 こうしておくと、途中で殻が割れにくくなる。

 専用の市販品もあるらしいけど、これで十分。

 

 歯ブラシ。

 衛生用品ではありません。

 魚をさばいてはらわたを出すと、骨に太い血管が付いているのがわかる。刺身にする場合、ここをきれいにしておかないと生臭くなってしまう。そこで歯ブラシでこれをこそぎ取る。

 これは魚さばき講座の渡邊はじめ先生(築地の飲み屋のおやじ)の伝授。

 

 うちわ。

 酢飯を冷ますときふつうに使いますね。

 それ以外にも、枝豆やそら豆などを茹でたのを冷ますのにも使う。(つまり水-冷水をかけて冷ますことができないものに、ということ。これは是非、と“七草の会”の前沢リカ先生-ミシュラン1つ星保持者-の伝授。)

 

 ビーカー。

 実験用具ではありません。

 200ccから1000ccまでのサイズを揃えるとぜんぶ重ねられるので、収納にもとっても便利。

 そのまま麦茶やウーロン茶を煮出したりできるし、もちろん電子レンジもOK。

 

 

 変則的なのばっかり挙げたので、本格派?を2点。

 “鬼おろし”と“鬼すだれ”。

 “鬼おろし”はごつごつの大根おろしをつくるのに使う。なかなかの食感になります(?)

 “鬼すだれ”。正月前に伊達巻をつくるとき(だけ?)に使う。あの表面の凸凹の犯人はこれ。これがないと画竜点晴を欠いて、苦労して伊達巻をつくる甲斐がありませんね。