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戦国の火ぶたが!

 我が家の守宮界に波乱が!

 アレキサンダー亡きあと、新領主に名乗りをあげたビスマルク。今後、彼の天下になると見られていたが、そこに若きウェルテルなる者が闖入。旧領主の伴侶であった(?)エリザベスとの3者で緊迫したにらみ合いに! ☞

 しぱし重苦しい時間が過ぎていったが、突如、ビスマルクがウェルテルに強烈な頭突きをお見舞い。虚を突かれたウエルテルは、一目散に敗走した。

 興奮冷めやらぬビスマルクは、その勢いでエリザベスにもつっかかる。哀れエリザベスは、動転して足を踏み外して滑り落ちる始末。どうやら名実ともにビスマルクが守宮界を制覇したと思われた。

 

 後日、しかし、したたかなエリザベスは、しっかり自分の領土を主張。どうやらもっとも蔦の葉が絡まって虫も集まってきそうな窓枠はビスマルクに譲るものの、その隣の窓枠は断固自分の既得権としたい模様だ。

 一方、新参者のウエルテルは、まだ諦めてはいないようで、ビスマルクの隙をみては、チョロチョロとやってきて、手早く猟を済ませ退散する。

 体格よく腕力もあるが、ちょっととろいところもあるビスマルクは、ん?と思いながら気がついていない。

 

 まだまだ今後どう展開していくのか、予断を許さないこれからの守宮界であった。