あんは粒あんに限る、と頑なに主張するひとがいた。(女性です。)
確かに小豆の旨さを実感できるのは粒だけれど、そう簡単に決めつけるわけにはいかないのではないか、と穏やかに諭すわたし。
だって、桜餅に粒あんってわけにはいかないでしょ。ヨモギの主張が強い草餅なら粒あんでもいいだろうけどさ…。(あれ、この草もち、こしだ。) ☞
長命寺でも道明寺でも、粒あんの桜餅なんてお目にかかったことがない。和菓子にはそれぞれ餡との相性というものがあるのだ。
で、粒あんがもっとも似つかわしいのは?
もちろん鯛焼きである。(鳴門鯛焼本舗の餡はなかなかだと思いませんか?)
そういえば、つぶ-こし論争に一区切りがついた、かどうかは定かでないが、次なる議題として、桜餅の葉っぱはそのまま食すべきか、外すべきか、というイシューに移ったのだったな。(もちろん、そのまま食すべきである。)